化石採集の体験に行ってきました
先月初めて化石採集の体験をしたので、ご紹介します。
訪れたのは瑞浪市にある化石博物館です。
その日は10月も半ばだというのに半袖でも汗ばむほどの陽気でした。
まずは博物館を見学。大きな動物の骨格が展示してありました。新生代に繫栄した古代海獣「デスモスチルス」。イメージイラストにはジュゴンのような姿が描かれていました。
海獣?そうなんです。海なし県で有名な岐阜県ですが、その昔は海の底だったようです。
他にはサメの歯やクジラの椎骨、アシカの頭骨化石の展示があり、これらは道路工事現場や中学校の造成工事中に発見されているんだとか。本当にそこに海があったのだと受け入れるしかありませんね。
展示観覧後、化石採集体験の受付、川原へ移動し採集スタートです。
採集に使用する道具は主にハンマーと「たがね」。たがねを使用すると地層が大きな塊で割れます。
私はたがねを持っていなかったためマイナスドライバーを代用しましたが力不足でした。マイナスドライバーで地味に地層を削っておりますと、発掘猛者の方が塊を分けてくださいました。すると葉っぱ(シラカシの仲間)の化石を発見することができました!
博物館でいただいた化石図鑑では、見つかりにくさレベルの★はシラカシの仲間には一つもついていませんでしたが、息子と心を躍らせて喜びました‼1700万年もの間、この砂に閉じ込められていたかもしれないんです。葉っぱの形を保ち、しかも葉脈が残っていて感動しました。
シラカシの仲間と思われる葉っぱの化石
ようやく気温が暦に追いついてきましたが、お天気の良い日は化石採集にもってこいです。お友達やご家族でお出かけしてみてはいかがでしょうか。
次回は「化石の地下壕」にも行ってみたいと思います。
事務員S