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言葉の選択と力

 日本語には『青色』と言う色一つとっても、濃い薄い、淡い、みどりがかった、様々な表現や色の名前があり、これこれ!という青色に出会えます。使われている漢字から景色や動物を想像さえできることもあります。

 人の想いにもそこに至った経緯があり、同じ意味の言葉を発しても温度差があると思います。

 それを表現できるのは、知識と言葉の理解の深さだなぁと思います。

 こう思うようになったきっかけは、弁護士の先生方が書かれる文章です。

 読んでいるうちに、点と点がつながる感覚がありました。

 

 また、コロナ禍では、クラスター、ロックダウン、エアロゾル、など聞き慣れないたくさんのカタカナが使われました。

 カタカナが敢えて使われたのは、①最適な日本語がないから、②わかりにくい言葉にすることで不安を軽減する、または、③注意喚起しやすくするためなど、いろいろ言われています。私は不安を煽るような感じがしました。何か未知のことが起きている気がするからです。

 

 普段の会話でも、ある事物の魅力や特徴を伝えるにも、最適な言葉を選択できると、自分の想いを相手に正しく強く伝えられると思います。様々な分野の言葉を知っておく事は心を豊かするでしょう。私も語彙を少しずつ増やし、感じたことをそのまま伝えられるようになりたいです。

 

 余談ですが、『やばい』という言葉をいろんなシーンで聞きます。

 本来は都合が悪い状況を表す言葉ですが、最近よく使われるのは「かわいい」、「おいしい」、「すごい」が『3大やばい』でしょうか。

 ある時、幼稚園くらいの子が「このシャボン玉やばい!」と言って目をキラキラさせていました。吹き出し口が二つあって、一度にたくさんシャボン玉を出せる優れものです。私は微笑ましくて思わず笑いました。その子にとってやばくイケてる代物であったし、やばいを使いこなしていますね。

 

事務員M

 

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