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週末キッチン、漫画のお菓子を焼きました。

 食べ物愛好家のRです。

 今日はわたしの愛読書、漫画「天狗の台所」(田中相 講談社)を紹介します。

 

 天狗は13歳の一年間が最も力が強くなるため、俗世を離れて山奥の神社で隠遁生活をするべし という世界のお話です。

 ニューヨークうまれニューヨーク育ちのオン君(母が日本人で天狗の家系、父がアメリカ人)も、13歳になる直前、隠遁生活をするように告 げられました。困惑しつつ、単身神社へいくと、そこでは木の実を拾い、鍬で畑を耕し、鎌で稲を刈り、羽釜で米を炊くという生活をしていました。自給自足の生活をするには地域の方々との交流も不可欠。そんな自然と、季節と、人間模様がゆっくり交錯するなか、目を惹かれるのが食べ物の描写なのです。

 野菜や米、果樹、木の実、茶葉がヒトの口に入るまでの工程のなんと複雑なこと。

 食べられることはありがたいこと。都会育ちのオンくんが放つ率直な言葉からもそれがしみじみ伝わってきます。

  

 ちなみに、オンくんの母親は仕事で忙しいという設定なのですが、第6巻にして弁護士であることが分かりました。

 法律事務所で働く身としてはなんだか嬉しい場面でした。

  

 今回は、第一巻に掲載されている「柚子のガトーウィークエンド」というケーキを作ってみました。“週末に楽しむケーキ”という意味をもつこのケーキは、レモンで作られるのが定番ですが、漫画では採れたての柚子を使っています。

 

 材料は、卵、甜菜糖、削った柚子の皮(トッピング用に少し残しておく)、菜種油、ヨーグルト、小麦粉、ベーキングパウダー。ちょうど可児市内で採れた柚子でジャムを炊いたところだったので、これも刻んで生地に混ぜてみました。

 

 

 順によく混ぜて、型に流し込んでオーブンへ。

 18030分で焼き上がりました。

  

 ポイントは次!

 焼きたての熱いうちに、水・柚子の果汁・甜菜糖を合わせておいたシロップを四方からたっぷり染みこませます。

 この時、ケーキの底面には竹串でブスブスと深くたくさんの穴をあけると、中までシロップが浸みて、全体がしっとり仕上がります。

 

 

 冷めたら表面にアイシングを塗り、削った皮を散らして完成です。

 

 

 自宅用には簡単に粉砂糖で仕上げました。

 酸っぱくて、甘くて、柚子の苦味が効いています。これをオンくんは「スパイシー」と表現していました。面白い言葉選びです。

 寒い冬にぴったりのケーキになりました。

 

事務員R

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