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今年沼ったエンタメ3つのご紹介

今年特に沼った韓国エンタメ2つ、日本のドラマと書籍を各1つご紹介します。

未見であれば、どれも一見の価値ありです!

 

1 ドラマ(韓国)

「ヴィンチェンツォ」全16話 ※Netflixで視聴可能です。

 

勧善懲悪が筋立ての弁護士ドラマです。主人公は、韓国籍のイタリアンマフィアであるダークなイケメン弁護士です。悪のコングロマリットと戦います。弁護士ドラマなので、法廷が主戦場と思いきや、乱闘、銃撃戦もあります。どちらかというと乱闘、銃撃戦の方が多いです。

ドラマの当初、主人公は、イタリアンマフィアらしいダークな言動を取っていますが、一緒に仕事をすることになったプロボノ活動をするベテラン弁護士(途中からとある事情で娘の弁護士がその立場を引き継ぎます)に感化され徐々にダークさが薄まりますが、要所の物事の解決方法は、イタリアンマフィアそのものです。ただ、イタリアンマフィアの不文律は、その社会において筋が通ったものです。ときには悪者よりも筋が通っています。

全16話で1話70~80分ほどと少々長いですが、話しの筋のわかりやすさ、テンポの良さ、から短く感じました。

 

2 ドラマと本

ドラマ「VIVANT(ヴィバン)」と、書籍「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体」(初版2018年、著者石井暁)です。

 

ドラマの主人公は、ヒューミント(人的情報収集活動)を行う、自衛隊の闇組織・秘密情報部隊「別班員」。日本を標的としたテロ攻撃を事前にキャッチし、それを防ぐことが指命です。役所広司など、脇を固める出演者も超豪華です。

書籍は、共同通信社の記者が、「別班」の存在を明らかにするための取材の経緯を書いたものです。取材の様子、その時の著者の感情が非常に生々しく描かれており、本を読んでいる自分にも緊張感が走ります。

2013年に国会で「別班」の存在の有無について質疑がありました。政府は、「これまでも現在も存在していない」とする答弁を閣議決定しました。政府は公式にその存在を否定していましたが、「VIVANT(ヴィバン)」の放送後、石破茂元防衛相が「週刊文春」の取材で「別班は存在している」と発言したようです。著者は、「このドラマを機に、別班の存在が議論の対象に上がることを期待しています」とお話しされたようです。

実際、こういったシビリアンコントロールが効かない組織があることは、大変な問題です。「情報収集や諜報活動」をどのように考え、どのようにとらえるか、正面からこういった認める必要の有無も含め、議論する必要があると思います。

 

3 音楽(韓国)

女性の12人組グループ「LOONA」(ルーナ)です。

本国での呼称は、「이달의 소녀(イダレソニョ)」。日本訳は、「今月の少女」です。

 

ちなみに、「이달의 소녀(イダレソニョ)」を分解して和訳すると、、、

「이달(イダル)」=「今月」

 ※ 「月」は韓国語で「달(タル)」。濁音化で「ダル」と濁ります。

「의(ウェ)」=「の」

「소녀(ソニョ)」=「少女」 です。

 

LOONA」(ルーナ)の魅力は、一言で言えば、「美」です。ミュージックビデオの映像の「美しさ」、シンクロ率の高い「美しい」コレオグラフィー、楽曲の旋律の「美しさ」、紡ぐ言葉(歌詞)の「美しさ」です。

楽曲の系統は、昨今のK-POPとは一線を画します。どこかノスタルジックで、メロディアスで耳なじみの良い楽曲が多いです。洋楽や韓国の楽曲は、ストレートで単純な歌詞が多い印象ですが、LOONAの楽曲の歌詞は、考えさせられる歌詞が多いように思います。

 

本国以外の国(南米・北米・ヨーロッパ・東南アジア)で特に人気が高く、小規模ですが、欧米でワールドツアーをやるほどです。今年の3月、初来日コンサートがありました(子供と東京まで観に行きました)。

メンバーは12人で、12人それぞれがソロ曲を発表し、サブユニットが3組。これらの楽曲、ミュージックビデオもすべて素晴らしい出来映えです。特にオススメの楽曲を3曲ご紹介します。

 

Butterfly/ LOONA ※グループ

 https://www.youtube.com/watch?v=3YzXI0rnMU4

 

Eclipse/ Kim Lip(キム リップ) ※ソロ

 https://www.youtube.com/watch?v=_qJEoSa3Ie0

 

Sweet Crazy Love/ ODD EYE CIRCLE(オッドアイサークル) ※サブユニット

 https://www.youtube.com/watch?v=cG7FkoNKBzI

 

✿ 残念ながら現在は、活動停止中です。

韓国K-POP界隈あるあるですが、所属事務所とタレントの間で締結された契約が著しくタレントに不利な条件だったため、メンバーが所属事務所を相手に専属契約無効確認の仮処分を申し立てました。メンバーの主張が認められ勝訴し、専属契約無効が認められるに至りました。メンバーは、現在、元の所属事務所を退所し、それぞれが、個々にあるいはユニットで新たな活動をしております。

 

事務局長 大坂

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