夏休みの宿題「読書感想文」から思うこと
こんにちは。事務員Kです。
秋の到来を感じながら、今年の夏を振り返ってみます。
私は、夏休みの定番の宿題でもある読書感想文が大嫌いでした。
子供のころから本当に大嫌いでした。毎年やっつけ作業のように、ひたすらあらすじを書き、おもしろかった!と締めくくっていました。
そんな私も親になり、小学生の子供から、「読書感想文ってどうやって書けばいいの?」とアドバイスを求められるようになりました。
あんなに嫌いだった読書感想文の書き方のアドバイスなんて、できるはずもなく、、、、
しかし、今の小学校は親切にも、原稿用紙とともに、読書感想文の構成についてのプリントも配布してくれます。
①なぜこの本を選んだか
②心に残った場面や言葉とそのわけ
③登場人物と自分をくらべて同じ所やちがうところ
などなど
この通りにメモをとり、文章を組み立てていけば、読書感想文が完成するというものです。
なるほどなるほどと思い、①からの問いを子供にインタビューし、
その回答をメモさせました。
すべての問いに答え終わったらそのメモを組み立てれば、もう完成です。
極力手出しはしないように、誤字脱字のチェックと、接続詞の間違った使い方、わかりやすい伝え方くらいをアドバイスしています。
こんな読書感想文が大嫌いだった私のアドバイスで書き上げた子供の読書感想文は、なぜだか毎年選出されています(子供自慢ではありませんが)。
なぜだろうと考えたとき、文章のわかりやすい伝え方を、子供に上手に教えられているのでは?と思いました。
早いもので社会人経験も20年を超えました。目指すのはシンプルだけれども、伝えるべきことがしっかり伝わり、スッと頭に入り理解することができる文章です。
まだまだ途上ではありますが、これまでの仕事を通して身についたものを、子供を通して確認できたような気がしました。
そして、できることなら、訴状、陳述書、答弁書など日々多くの文章を作成する弁護士の書いた読書感想文を読んでみたいなと思いながら、長い長い子供の夏休みが終わりました。
事務員K